ラファウ・ブレハッチピアノリサイタル

楽しみにしていたブレハッチのコンサート。

今回、初めて東京で聴きました。

コンサートツアーの最終日。

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広々とした建物。なんか美術館みたいですね。

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目立たないようにささっと、記念写真を。

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天井高く良い響き。

会場は、ほぼ満席でした。

久しぶりの生演奏、しかも憧れのピアニストで

開演前からテンション上がり…^_^

 

生のピアノの音の美しさ、しかもブレハッチ

私はもう2曲目のベートーヴェンあたりから、涙ウルウルでした。

 

以前に聴いた時よりも大人の演奏、というか

進化しているように感じました。

私の心情もあったかもしれません。

 

あれだけ丁寧に音を選び、しかもテクニックも全く衰えていない。

すごく緻密な練習を重ねているから、繊細な音の変化が表現できるのです。

旋律の歌い方も、いつも本当に自然で嫌味にカッコつけたポーズや顔芸をしないところも素敵。

 

彼の音色はとびきり美しいし、ふっと儚げにピアニシモで歌うところで、やはり泣けます。

 

プログラムの最後は十八番のショパンピアノソナタ第3番でした。

前にこの曲を聴いた時と、やはり印象変わらずショパンの魅力をたっぷり堪能させて頂きました!

 

ただ終楽章も後半にさしかかったころ

「あれ、疲れてきた?」

最後の最後のパッセージで、右手が若干乱れるシーンが。

でも、私にしたら「ブレハッチでもこんなことあるんやわ」。

と、むしろ親近感?がわいてきました。

これも、生演奏の良さかもしれません。

コンサートプログラムを弾き通すのは、大変な集中力と体力が要りますね。

 

コロナ禍で隔離とか、来日も大変だったと思います。

ヨーロッパとの連絡やり取りがあったとかで、開演も遅れました。

開演前に連絡なんて、よほどの事情かもですね。

 

私はもちろん、最後はスタンディングオベーションで。

ブレハッチと同じ時代に生きて、こんな美しいピアノの音が聴けて良かった!

 

本当に幸せな夜を過ごせました。

 

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